05.嫌な仕事ほど先にやる
嫌なことほど先にやるということについて解説します。
また、そのためにできる工夫についても説明します。
目次
1.嫌な仕事ほど先にやる工夫
(ア) ご褒美を設ける
(イ) 時間帯で区切る
2.すぐにすべき理由
3.まとめ
4.イントロダクションの動画
5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
1.嫌な仕事ほど先にやる工夫
2つ目の習慣です。
それは、「嫌な仕事ほど先にやる」です。
人間なので当然、好き嫌いがあります。
しかし、それを後回しにしていると爆弾になって爆発するというようなことがありますが、この好き嫌いの、特に嫌いなことで発生することが多いのではないでしょうか?「ああ面倒くさいな」とか「嫌だな」というものを後回しにしていると、のこぎり歯現象の餌食になってしまいます。
ふわーっと頭をよぎって、中断が発生してモチベーションも同時に下がってしまいますので、嫌な仕事ほど先にやった方が良いということになります。
では具体的にどうするか。すぐにできるものを2つご紹介します。
1つ目はご褒美を設ける、そして2つ目は時間帯で区切るということです。
(ア) ご褒美を設ける
1つ目のご褒美を設けるについて、例えば私はコーヒーが好きです。
そして、面倒くさいレベルが低から中のものはブラックコーヒーを飲みながら一緒に片付けるようにしています。
(イ)時間帯で区切る
2つ目の時間帯で区切る、これもすぐ使えます。
例えば帰る前に1つ片付けるだとかお昼に行く前に1つ片付ける、会議が始まる前に1つ片付けるのがお勧めです。
「褒美を設ける」と「時間帯で区切る」というのを組み合わせていただいても良いです。
2.すぐにすべき理由
人間の記憶力に関するクイズです。
5分でできる仕事が朝10個あったとしてそれらを全部後回しにした場合、1時間後と1日後に脳内で覚えているそれらの個数は何個になるか考えてみてください。
ちなみに1時間後には10個中4個程度しか覚られません。
1日後にはさらに2、3個くらい忘れてしまいます。
これくらい忘れてしまいますので、まず5分でできるものは
頭で管理しない方が良いということになります。
皆様実際にタスク管理なんかは紙に書き出したり、パソコンに打ち出したりすると思いますが、5分でできる仕事いちいち紙に書き出したりだとかパソコンに打ち出している時間ももったいないので、目が合ったらすぐに片づけるというのがおすすめです。
3.まとめ
・嫌な仕事ほど先にやるための工夫は、ご褒美を設けるそして時間帯で区切るの2つ。
・5分でできることは、頭で管理せずに、気づいたらすぐに片付ける。
4.イントロダクションの動画
5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
執筆者
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹
新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。