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03.ハイパフォーマンスの秘訣

ハイパフォーマンスの秘訣とは?

パフォーマンスを妨げる要因を学ぶことで、ハイパフォーマンスを発揮する方法が分かります。

 

目次
1.ある偉人のハイパフォーマンスの秘訣
2.1度に1つのことに集中する
3.のこぎり歯現象
4.まとめ
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから

1.ある偉人のハイパフォーマンスの秘訣

 

偉人のハイパフォーマンスの秘訣をご紹介します。

クリスマスキャロルを書いているイギリスの小説家ディケンズは小学校4年間しか通っていませんでした。つまり、小学校中退という学歴です。

 

しかし世界的に有名な小説家になっています。

そのハイパフォーマンスの秘訣とは何か?と聞かれた時に、次の3つを挙げています。

 

①   時間を厳守すること

②   秩序と勤勉を保つこと

③   1度に1つの事に集中すること

 

ディケンズの言葉がポイントを端的に表していたので、ここでご紹介させていただきました。

 

2.1度に1つのことに集中する


仕事の進め方については、1度に1つの事に集中することがポイントです。この後ご紹介します。


では、そもそもなぜ私たちは1度に1つの事に集中しなければいけないのか?

それは、人間同時に2つのことを考えられないからです。

 

「非効率になる」などを思い浮かべた方もいるかもしれません。間違いではありませんが、その前提として同時に2つのことを考えられず、ロスが生じる結果、非効率になるということです。

人間は2つのことを考えられずに、1つのことを考えてその次のことを考えるということはできますが、思考の切り替えには必ずロスが発生します。

 

3.のこぎり歯現象

 

それが、のこぎり歯現象というもので表されています。

私たちの能率が縦軸、時間軸が横軸だとします。

 

一般的には朝一の効率が高くて、時間の経過とともに能率が上がっていきますが、中断がどうしても発生します。

例えば電話がかかってきた時です。

電話に出て、電話を切った後にパソコンに向かった時に、「何やってたっけ?」とか「どこまで行ってたっけ?」というのがここでの中断で能率が0になります。

 

そこからまた集中して能率が上がりますが、今度は人に声をかけられて、「ちょっと良いですか?」とか、あるいはまた集中している時にメールが来て画面の表示を見てしまって中断が発生する、というようなことがあります。その都度、中断が発生すると能率が0になります。

その為、この中断をいかに減らすかということを考える必要があります。

では、ここでご質問ですが、この中断はそもそも普段どれくらい頻度で発生しているでしょうか?

 

答えは、11分に1回が平均値だそうです。これはアメリカの医学博士が調査結果を出しています。

11分に1回はこの中断が発生していて、その都度私たちの能率は0になり、そこから時間の経過とともに能率が上がりますが、恐ろしいことに、どんどん能率は右肩下がりになっていきます。

 

この中断を減らせたら私たちのパフォーマンスはもっと高くなるのではないかということを考えていただきたいと思います。普段私たちが最高のパフォーマンスを発揮できている瞬間というのは、例えば朝早く出社して誰もいないオフィスで集中して仕事をしている時です。いかに中断を減らすか、その中断を減らす術を今皆さま自身が持っているかどうかをお考えいただきたいと思います。

 

4.まとめ


・ハイパフォーマンスの秘訣は以下の3つ。

①   時間を厳守すること

②   秩序と勤勉を保つこと

③   1度に1つの事に集中すること

 

5.イントロダクションの動画


6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから

執筆者

株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹

新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。

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