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18.パレートの法則

この記事では、パレートの法則を用いてゴールイメージの擦り合わせ、進捗共有の必要性についても説明します。



目次
1.ゴールイメージの擦り合わせ
2.進捗の共有
3.まとめ
4.イントロダクションの動画
5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから


1.ゴールイメージの擦り合わせ


2つ目です。パレートの法則を用いてご紹介しますが、対面の確認が減ってきますので、ゴールイメージの擦り合わせ頻度を増やす必要があります。


改めてパレートの法則の基本と応用のおさらいをしておきます。基本が左側です。優先度の高い課題、きちんと押さておけば20%の時間で80%の成果が出る。残り80%の時間は20%の成果にしか繋がってないというのがパレートの法則の基本法則でした。


それを応用したのが右側です。今度は自分自身が上司か顧客から仕事を依頼されたとして、どんな仕事にも100点という完璧と80点という合格点があります。なので、80点か100点かを見極めることが大切です。


ポイントは80点から100点まで持って行こうとしたら4倍時間がかかることでした。

なので、100点ならば100点ときちんと捉えておかないと80点で良いと思っていたら、そこから4倍時間がかかってスケジュールが崩壊することもありますし、80点で良かったのに100点にしてしまうと、4倍の時間が無駄になってしまうので、ここのすり合わせをしっかり行いましょう。


テレワーク環境だときちんと対面で上司や顧客と、100点なのか80点なのかで、そのゴールイメージは合っているのかをすり合わせる機会が減ってしまいます。なので、チャットでもメールでも良いのですり合わせる頻度を上げていきましょう。


お考えいただきたいのが、この2つの質問でまず一つ目です。

「今一番、大きい業務は何か?」です。

「ご自身が任せられている業務は80点の合格点が求められているのか、完璧の100点が求められているかと、そのゴールイメージは何か?」です。

これとこれを達成すれば80点だね、100点だねと言える状態のイメージを箇条書きしてみましょう。


2.進捗の共有


では何割の完成度で1度この進捗を共有すると良いでしょうか?


当然80点でも100点でもどちらでも良いのですが、完璧間近に持って行って、「いや、それ全然違うじゃないか」と言われてしまうと、ちゃぶ台をひっくり返されるのと同じです。イメージとしては最初の2割など3割などです。

全体のアウトライン、概要ができたところで共有するというのかというようなところを考えましょう。


その後の進捗共有の頻度ってどれくらいであると良いのでしょうか?

ここでのポイントは手戻り、品質不足、あるいは過剰品質を減らすためにパレートの法則を使いこなして対面での確認が減る分です。


メールやチャットで補っていくとで、より頻度を高めてどんどん微修正を繰り返して求められる80点なのか100点なのか、きっちりクリアしていくことです。


3.まとめ


・ゴールイメージの擦り合わせ頻度を増やすことが重要。

・進捗を共有して、品質不足や過剰品質を減らすことも必要。


4.イントロダクションの動画


5.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから

執筆者

株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹

新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。

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