13.時間厳守の理由・パーキンソンの法則
この記事では、時間厳守の理由とパーキンソンの法則について解説をします。
また、パーキンソンの応用についても説明します。
目次
1.パーキンソンの法則
2.クリティカルパス
3.パーキンソンの法則の応用
4.まとめ
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
1.パーキンソンの法則
時間厳守をする理由は、人間は使える時間あるだけ使ってしまうからです。
パーキンソンの法則というのがありまして、仕事は使える時間、また割り当てた時間ぎりぎりか丁度に終わることが多いというのが、パーキンソンの法則です。
誰もが経験したことがあると思いますが、仕事のミスやトラブルが続いて「今日の帰りは21時になるな」、「今日は22時だ」と思った瞬間に、その通り時間を使ってしまうというのが、パーキンソンの法則です。
今日は22時だと思ったら、そこまで仕事ガバっと膨れ上がってしまいますす。今日は22時までかかると思っていたのに、何故か定時で仕事が終わっていたというのはありないというのが、このパーキンソンの法則です。
最も上手く使えているのが、保育園にお子さんを迎えに行かないといけないパパさんだったり、ママさんだったりすると思います。絶対にずらせないデッドラインがあるので、以下にそのデッドラインで仕事を終るかと考えていれば時間を有効活用できるようになります。
誰もが毎日デッドラインがあるって限らないので、まずはご自身でデッドラインを設定してください。
この後にも出てきますが、デッドラインを設定するとそのデッドラインを最初は守れなくても良いです。
デッドラインを設定しないと、なぜ守れたか、あるいはなぜ守れなかったのかが後々振り返りできないので、まず設定することが重要です。今日は何時に帰るぞとまず決めてみるところから始めてみてください。
先程の繰り返しです。
21時までにカレー作れれば良いかなと思っていたのに、20時に仕上がるこって基本的にないので、20時に料理を完成させる必要があるのであれば、21時になっても良いかなという思いを捨て去る必要があります。
2.クリティカルパス
あってスケジューリングにおいては、クリティカルパスです。
クリティカルパスは、「この作業工程が遅れると全体の工程が遅れる」というものです。これを意識する必要があります。
このカレーライスの例で言うと、ここの点線が63分かかってしまいますので、1番長くかかりますので要注意です。それと細かい点線です。
なので、細かい点線のところがずれてしまうと、全体のカレーライスの仕上がりが遅れます。
実際の仕事で言うと、多くの人を介在する仕事がクリティカルパスになりやすいと思います。
自分1人で完結できるような仕事は順番を入れ替えたりなどすればクリアできたりしますので、多くの人が介在する場合は気を付ける必要があります。
実際に100人の方に依頼するなど、1000人の方に依頼するような場合には、きちんとバッファをいくつもいくつも設ける必要があります。
3.パーキンソンの法則の応用
ちなみにパーキンソンの法則は1つ1つの、大きい仕事にも応用ができます。
例えば資料作成です。今まで2時間かかっていたのを、1時間50分で終わらせると目標設定してみましょう。
その見直しをするなど、なんとなくその時間を費やしていた時間が無くなったりしますので、大きめの仕事に関しては、少し厳しめにこれくらいの作業時間でやろうと目標設定するのもお勧めです。
4.まとめ
・仕事は使える時間ちょうどに終わるという法則がパーキンソンの法則。
・ある作業工程が遅れると全体工程が遅れるというクリティカルパスを意識することが重要。
・パーキンソンの法則は1つ1つの大きな仕事にも応用できる。
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
執筆者
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹
新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。