12.スケジューリングのコンセプト
この記事ではスケジューリングのタスクと作業手順について解説します。
また、タスクの所要時間についても解説します。
目次
1.スケジューリングのコンセプトとは
2.タスクと作業手順
3.所要時間の見積もり
4.ワーク
5.まとめ
6.イントロダクションの動画
7.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
1.スケジューリングのコンセプトとは
スケジューリングのコンセプトは、「急がば回れ」です。
2.タスクと作業手順
まずはスケジューリングをカレーライスに例えて考えたいと思います。カレーライスを実際に作ろうと思ったらどんな具材が必要なのかと、どういった料理手順でやっていくのかという2つがあれば作れると思います。
この2つが、スケジューリングでもポイントになります。すなわち、具材、タスクの抜け漏れ、作業の抜け漏れがないかというのと、その手順段取りが間違っていないかというのが、スケジューリングのポイントです。
3.作業時間の見積もり
続いて所要時間の見積もりです。初めてやる仕事に関しては特に所要時間です。
きちんと見積もって少しゆとりを持たせたほうが良いでしょう。
普段やっている仕事に関してはだいたいこれくらいというのは分かっているので、見積もる必要はありません。
4.ワーク
総量管理のワークをご紹介します。
直近のご自身の1週間から2週間でやるべき作業をすべて洗い出してみてください。記入例をご紹介します。
この例は前職で使っていたものですが、テーマで切り出しています。
会社全体の生産性を高めるというテーマ、労務、規定、研修、海外人事、制度、その他というテーマで切り出しています。
このプロセス、営業の方であれば、例えばプロセスで切り分けることもできますし、プロジェクトに従事している方がプロジェクト単位で切り出していただくこともできると思います。
まずは横を抜け漏れなく、ある程度の粒感で切り出してみてください。縦は直近1週間と2週間の予定を書いていただければOKです。
これで横軸と縦軸が固定できますので、横軸と縦軸が固定できましたら、それぞれの該当する箱にやらないといけないタスクを全部洗い出してみてください。
実際に洗い出す時のタスクの粒感、粒度はあまり気にされる必要はありません。
これを全部やれば問題ないというものを思いつく限り洗い出してみてください。
実際に洗い出せたら、カレーライスで言うところの具材が全部揃った状態になりますので、ここでディケンズの時間厳守がポイントです。
ここは補足ですが、時間を自分で区切り、厳守する必要があります。
5.まとめ
・スケジューリングはタスクと作業手順が大切。
・所要時間を把握することも大切
・総量管理のワークでタスクを洗い出して、期限を設定する。
6.イントロダクションの動画
7.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
執筆者
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹
新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。