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11.スケジューリングの前提

この記事ではスケジューリングの前提、スケジューリングの目的、ポイントについて解説します。


目次
1.スケジューリングの前提
2.スケジューリングの目的
3.スケジュールのポイント
4.まとめ
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから

1.スケジューリングの前提


スケジューリングについて説明します。

ディケンズの言うところの時間厳守がテーマとなっていきます。

スケジューリングに入って行く前に、前提としてスケジューリングってそもそも何か?を考えていきたいと思います。


スケジュールって?スケジューリングの目的は?

スケジューリングのポイントを考えたいと思います。

まずスケジュールとは、予定です。これは良いと思います。


では、予定を立てる事の目的って何でしょうか?お考えいただきたいと思います。


2.スケジューリングの目的


スケジューリングの目的は、大きく分けて2つあります。


一つ目は、仕事の品質、価格、納期を達成する。

もっと簡単に言うと、やるべき事をきちんとやることです。


ただやるべきことを、時間をたくさんかけてやれば良いというわけではなく、今は労働基準法もどんどん厳しくなっているので、いかに効率的にやるかという観点も必要になります。


そのため、スケジューリングの目的は①やるべき事をきちんとやると、②それを効率的にやるという2つがあると捉えています。


3.スケジューリングのポイント


では、ポイントは何でしょうか?


当然、仕事の品質、価格、納期をきちんと把握しておくことが必要です。

パレートの法則でご紹介したように、どんな品質が求められているのか80点なのか100点なのかです。

価格だったり、納期をきちんと把握するというのは必要ですが、効率的に予定を組もうと思ったら、仕事の総量です。全体の量が管理できてないといけません。


では、総量管理は何なのかというと、全体の量がわかるようにすることです。

実はこれ、私たちは日々やっています。一日単位の自分のやらないといけない仕事総量は誰でも把握していたりしますが、1週間だったり、2週間で総量を把握していないので、実際のスケジューリングが最適化されていないという事例が多々あります。


例えば総量管理が一日で済むというのは、新入社員の方くらいだと思います。

それ以外の方は1週間だったり、2週間見てないと、本当は月曜日時点で誰かに依頼しておけば良かったのに、それを水曜日、木曜日に気づいて余計な工数がかかってしまうなど、余計な説明責任が発生してしまうようなことが多々あったりします。


なので、ここでお考えいただきたいのは、皆様の今の仕事はどれだけ先までのスパンを見てないといけないかということです。


4.まとめ


・スケジューリングを考えるとき、スケジュールの目的とスケジュールのポイントの2つがある。

・スケジューリングの目的は、すべきことを行うことと効率的に行うことの2点。

・スケジューリングのポイントは、仕事の品質、価格、納期を把握し、仕事の総量管理が必要。


5.イントロダクションの動画


6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから

執筆者

株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹

新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。

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