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リスキリングで成果が出ていない企業の課題
ランキングTOP3をご存知でしょうか?

1位:(人事が)**で**、2位:(社員の)**に対する**が**、3位:社員に**が**

突然ですが、リスキリングと、アップスキリングの違いを

ご存知でしょうか?
 

お世話になっております。(株)プロスタンダードの若林です。

釈迦に説法になってしまったら恐縮ですが、リスキリングは、既存業務とは別の業務に対応できるようにスキル習得すること、アップスキリングは、よりレベルの高い既存業務に対応できるように習熟度を高めること、と定義されています。(図1)

AIが急速に発達し、ITに関するスキルや、より付加価値の高い創造的な業務に対応できるようになる必要が高まることで、リスキリングの必要性も高まっていると言えます。(図2)

(図1)アップスキリングとリスキリングの違い

(図2)リスキリングの取り組みにより社員に習得してほしいスキル

ところで、リスキリングの目的として、業務効率化が最も割合高く3/4を占める状況です。リスキリングの定義に照らし合わせると、2~4位の項目の方がふさわしいはずですが、それ以前に一人ひとりの基礎スキルが十分身についていない状況が考えられます。(図3)

従業員1,001名以上の企業でリスキリングに取り組んでいるのが半数未満というデータがあります。(図4)

(図3)社員のリスキリング推進に取り組む目的    

(図4)企業規模別 リスキリングへの取り組み状況

リスキリングは手段であるという前提ですが、既存ビジネスモデルの見直し、ITリテラシーの底上げ等の目的より、まず業務効率化が優先課題であるなら、それに適した手段を明確にすることがリスキリング施策の、はじめの一歩になるかもしれません。

リスキリングに対する、各社人事の所感

HR総研の調査では下記のような声も挙がっていました。
●組織のニーズと個人のニーズをどこまですり合わせられるかが課題。 1,001名以上 サービス

 

●従業員間で、まだリスキリングの重要性を認識できていないと感じる。全社的にリスキリングの箱のようなものはあっても、 従業員にそれを活用しよう、成長しようという熱量が無いように思う。 1,001名以上 メーカー

 

●社員の自発性を喚起するのが重要と考えているが、必ずしも上手くいっていない。推進する立場として、未来志向で説明するのか、危機意識を利用するのか、決断しきれていない。 1,001名以上 商社・流通

 

●その必要性と意欲を喚起することが難しいと感じ、言葉だけが先行している印象がある。 301~1,000名 メーカー

 

●本当に難しさを感じている。社内の人事リソースが圧倒的に足りていないのが、リスキリング施策が進まない大きな要因。 外部HR系会社から提案は受けるが、どれも正直ピンと来ない。社内でどうすればフィットするものを選択できるか日々悩んでいる。 301~1,000名 商社・流通

 

●今後の事業の方向性の明確化とそれに必要な人財の具体化が無いとリスキリングの方向が定まらないと考える。 301~1,000名 情報・通信

上手くいっていない企業の施策例:
研修やる、e-learning入れる、自己啓発費出す、

副業禁止、スキル可視化しない

施策として実施している割合をみると、3/4が社内研修となっています。事業上の成果まで出ている企業、そうでない企業とでは、実施している施策に違いが見られます。貴社では、リスキリングの施策は実施しているでしょうか?

 

また実施している場合、グラフにおける、事業上の成果まで出ている企業、そうでない企業のどちらの傾向に近いでしょうか?(図5)

(図5)社員のリスキリング推進のために実施している施策

上手くいっていない企業の課題例:
時間無い、従業員のスキル獲得モチベ低い、

身につけさせたいスキルが分からない

リスキリングを進めるうえで複数の課題がある場合、正直どこから手を付ければいいのか分からないという状況になっている企業様もいらっしゃるかもしれません。(図6)

(図6)社員のリスキリングを進めるうえでの課題

今できることは?

調査のフリーコメントにもあったように、現場ニーズと会社施策にズレが生じていたら、現場も積極的にリスキリングしたいと思えなくなってしまいます。どんなスキルを身につけてほしいのかを明示する、スキルを可視化する、具体的な目標を掲げるなど、リスキリングの体制を整えるために先進企業がやってきていることのうち、自社でもできることからやっていく必要があるのではないでしょうか?

現場から、「また何か施策をやっているようだけど、結局何の成果も出ていないじゃないか」といった見られ方をすると、逆効果であり、成功までの道のりが遠のいてしまいます。もっと言うと、手遅れになるリスクがあります。
というのも、そうこうしている間にAIの発達による産業構造の変化が進み、リスキリング対象の従業員は新しい業務に適応できず、生産性がみるみる下がってしまうからです。会社として、そういった人材を放置し続けたくはないでしょうし、そのスピードはますます加速するでしょう。

 

DXや創造的な業務を増やす以前に、既存業務の効率化が最大の課題になっている企業は、急いで手を打つ必要があると言えます。まだ産業構造の変化は始まったばかりなので、手遅れということではありませんが、少しでも早く今の状況を脱し、リスキリングの本来的な目的達成のための人材育成に着手するのが得策でしょう。
 

手遅れになってしまったら?

もしも手遅れになってしまったら、具体的にどのような状況に陥るのか?また、そこに至るまでの危険信号はどういったものか?ということを考えてみたいと思います。

今一度、リスキリング本来の目的に戻りますが、「デジタル化が進み、既存の仕事が無くなったり新たな仕事が生まれたりという変化に対応できるよう、新たな仕事を担えるようになりましょう」というのがそもそもの趣旨です。AIが既存の仕事を取っていってしまうスピードに、リスキリングが追い付かなくなったら、「手遅れ」と言えます。

そうなってしまったら、「ぶら下がり族」「窓際族」が一気に増える可能性があります。人の手で3日かけてやっていた仕事を、AIを使って3時間でできるようになるなら、会社としてはAIを使わざるを得ません。そうなった時に実質、AIに仕事を取られてしまうことになります。会社としても、そういった従業員を抱え続けなければなりません。「ぶら下がり族」「窓際族」の当事者も、現状維持に徹するマインドになっていくかもしれません。
 

一番ピンチなのは、会社や現場従業員ではなく、人事

もちろん会社としては、利益がその分出しづらくなるので歓迎しません。いち早く戦力化するのか、逆に会社から離れてもらうのか、という話になるでしょう。スキルのない現場従業員は、どの会社に転職するとしても苦労することは明らかなので、何としてでも会社にしがみ付こうとするでしょう。

そこで特に苦労するのが、人事です。
絶対に利益を最大化したい会社と、絶対に会社にしがみつきたい現場従業員との間で、板挟みになるという、恐ろしい未来が考えられます。そうなってしまったら本当に手遅れだと思いませんか?

 

危険信号は?

その危険信号はどういったものでしょうか?現在の環境において、どれだけ求められる成果をより少ない時間で出せているか?と考えたときに、労働時間が長いうえに、求められる成果に対して実際は芳しくない状況であれば、既に危険信号が出ていると言えます。言い換えると、労働時間が長くなっている状況と、時間当たりの密度が低い状況です。これらが課題になっている場合は、今すぐにでも業務効率化施策を始めたほうが良いでしょう。

さもなければ、リスキリングの緊急度が高くないうちに、ゆとりを持って実施するのは難しくなり、緊急度が高まった時期に、急ピッチで施策を進めなければならなくなります。そのタイミングでも、人事の負担が大きく増えてしまいます。業務効率化の視点で考えても、同じことです。ゆとりを持って業務効率化に取り組める時期は、今が最後のチャンスと言っても過言ではありません。
 

重要度「高」、緊急度「低~中」の放置 → 時限爆弾化

もしかすると、「当社では別のプロジェクトも進んでいて、アップスキリング、リスキリングよりも優先度の高いものがたくさんあって…」と思われるかもしれません。それも仕方のないことかもしれません。
ですが、高確率で来る未来の課題に対して、後手に回ってしまうより、先手を打てるなら打っておいた方が良いと思いませんか?

企業ごと、時期ごとに状況が違ってくることは言うまでもないことですが、産業構造が大きく変化するインパクトは、一企業内の状況とは比較にならないほど強力になるはずです。コロナ禍においても、私たちは抗いきれない社会的インパクトを経験しました。AIの影響も、現時点で実感するのは難しいかもしれませんが、コロナ禍に劣らない影響があるはずです。
 

具体的には、何をすれば良いのか?

課題が分かっていても、時間が無い、身につけさせたいスキルが明確でない、現場従業員のモチベーションが低いという状態だと、施策を進めるのは難しいかと思います。

そういった状態でも、できることからやっていくことは大切です。しかし、やるのであれば効果に結びつくものを選ばないと、徒労に終わってしまうだけでなく、現場からの不信感も募らせてしまうリスクがあります。逆に、何もしないでいると、後々人事の首が急激に締まるリスクもあります。

 

そこで、まずは「タイムマネジメント」スキルに照準を定めて業務効率化を推進してはいかがでしょうか?

 

タイムマネジメントは業務領域問わず、仕事の進め方を根本から改善できるので、その効果は既存業務だけでなく、次世代の業務が今後生まれてきても腐ることのない、普遍的な、土台のスキルになります。「10年前に比べて重視されるようになってきたスキルのランキング」も、リスキリングの本質に近い「IT・デジタルに関するリテラシー」を抜いて1位という調査結果もあります。(図7)

(図7) 一般社員に求められるスキルや知識のうち、10年前に比べて「特に重視されるようになってきた」と思うもの

このランキングから、一般的にDXやITスキルなどのリスキリングよりも、タイムマネジメントスキルの方が重視されていることが分かります。


そもそも新たなスキルを得るに当たって、個々のモチベーションの有無より重要な前提として、心のゆとりやキャパが確保されている必要があります。タイムマネジメントスキルを身につけることは、すなわち心のゆとりやキャパを自ら持てるようになることなので、タイムマネジメントスキルの習得を最優先することは、理にかなっています。

 

あなた自信、何かに追われている時より、心にゆとりがある時の方が学習しようという気持ちになったり、学習が捗ったという経験はありませんか?

ただ、「タイムマネジメントで業務効率化する」と言っても具体的にはどんなスキルが必要なのか、明確に定義されていないと施策に落とし込むのが難しいため、具体的にイメージいただいた方が良いかと思います。
 

業務効率化に寄与する14のテーマ

参考までに、弊社は業務効率化のためのスキルを下記14テーマに分解し、ノウハウ提供をしております。一見、膨大な量に見えるかもしれませんが、日々の業務で活用する前提で、各項目で押さえるべきポイントに絞れば1日で学ぶことができる量に収まります。

1_仕事の段取り・優先度

2_報告・連絡・相談

3_タスクマネジメント

4_予定の立て方

5_会議の開催と進め方

6_メール・チャット処理

7_データ検索

8_デスク・キャビネット・資料の整理整頓

9_手戻りをなくす、難しい課題への対処

10_コミュニケーション

11_ビジネス文書

12_企画力

13_ロジカルシンキング

14_コーチング

さらに弊社では、これらの項目をまとめたガイドブックを提供しております。

このガイドブックは「仕事中PDFで開いておき、やっている業務に合った章を見ながら適切に業務遂行できるようになる」という使用イメージを想定したものです。今回は現場への展開というよりかは、この手紙をお読みのあなた向けに提案させていただきます。リスキリングやアップスキリングの参考にしていただければ幸いです。

 

このガイドブックを導入すると・・・

●人事から提示する必要のある、「身につけてほしいスキル」のヒントになる。

●現場に必要な支援策を具体的にイメージできる。

●残業抑制施策に併せて提供することで推進アピールができる。

などができ、貴社の施策におけるアイデアの種になるかもしれません。

​サンプルをご覧ください。

このガイドブックは、通常1章あたり100,000~300,000円(内容のボリュームによって増減)でご提供しております。ガイドブックは使い続けるためのツールなので、業務効率化の目的から考えると、1回で終わってしまう研修以上の価値があると考えることもできます。

なお、e-learningコンテンツを買い切りで導入する場合の相場は、下記をご参考ください。
e-learning A社:385,000円
e-learning B社:550,000円
e-learning C社:2,200,000円

 

第一子誕生記念キャンペーンのお知らせ

​​(このキャンペーンは終了しました)

実は、昨年11月に第一子が誕生しまして、その記念として今回限りの特別割引を適応いたします。
過去、通常価格で提供した顧客には怒られる覚悟で、とんでもない衝撃の価格で提供させていただきます。


下記をご覧ください。

遅かれ早かれ、リスキリングが日本全体で必須になるのは人口減少・生産年齢人口の減少・AIの急速な浸透を考えると目に見えているため、できるだけ早く先手を打っていただきたい、そのための材料・情報集めに活用いただきたいと切に願っています。

お申込み期限は、3/22(金)18:00まで
今すぐお申込みください

 

3/22(金)18:01から、通常価格に戻ってしまいますので、お忘れのないようご注意ください。

 

ご興味があれば、今すぐお申込みください。(お申込み時点で契約は発生しません。)
なお、PDFの納品は3月末~4月上旬を予定しております。
※パワーポイントの納品は致しかねます。

追伸

 

今回はガイドブックのご案内でしたが、弊社は主にメンバー向け、管理職向けの「タイムマネジメント研修」を提供しております。ご紹介したように、タイムマネジメントスキルはどんな業種にも役立つうえに、AIが台頭しても腐らない、貴重なスキルです。

 

女性管理職比率の向上においても、高い業務負荷を担いたくないという理由で管理職になりたがらない人が増えていたり、比率を追うあまり組織の成果がおざなりになるケースがあります。どちらも、組織にタイムマネジメントの土台が無いことで生じる課題です。

 

本研修の定価は500,000円です。業務効率化の課題をお持ちでしたら、ぜひ予算を確保いただけますと幸いです。

研修受講者様へのアンケートでは、月間5.4~17.9時間の労働時間スピードアップ効果を実感いただいております。貴社で実施いただく場合も、同様の効果実感をお約束いたします。

もし満足いただけなかった場合、全額返金させていただきます。

 

タイムマネジメント研修へのお申込みや資料請求も​していただけます。

プロフィール
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹

株式会社インテリジェンスに入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。

また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。また、月刊人事マネジメントにて「全社的な生産性・ワークライフバランス向上活動を“泥臭く”継続・徹底して、大きな成果をあげる方策」を連載。

顧客一覧(敬称略)

三井化学㈱、日本ハム㈱、中外製薬㈱、伊藤忠商事㈱、楽天グループ㈱、楽天インサイト㈱、 ㈱リクルートキャリア、パーソルキャリア㈱、㈱マイナビ、東京地下鉄㈱、㈱西武ホールディングス、富国生命保険相互会社、農林水産省、文部科学省、三重県庁、中央区役所(東京都)、大手食品メーカー、大手飲料メーカー、大手化学メーカー、大手化粧品メーカー、大手鉄鋼メーカー、大手機械メーカー、大手製薬メーカー、大手専門商社、メガベンチャーIT企業、大手IT企業、中堅IT企業、スタートアップIT企業、大手人材サービス企業、メガベンチャー人材サービス企業、スタートアップ人材サービス企業、大手シンクタンク企業、大手コンサル企業、中堅リサーチ会社、大手空港企業、大手サービス企業、大手外食サービス企業、大手エネルギー企業、大手保育園企業、大手業務請負企業、大手建設企業、大手不動産企業、中堅不動産企業、大手損害保険企業、中堅損害保険企業、大手金融企業、メガベンチャー金融企業、大手証券会社、大手広告代理店、大手新聞社、地方新聞社、大手旅客企業、大手運送企業、一般社団法人、協同組合   (他 合計100社以上)

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