06.問題を直ちに解決する
身に付けるべき4つの習慣の3つ目、問題を直ちに解決する方法を解説します。
問題の分類方法や期限の設定の重要性などを学びます。
目次
1.問題を3つに分類
2.問題になりそうなものへの対応
3. 納期を前倒し設定
4.まとめ
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
1.問題を3つに分類
今度は「問題を直ちに解決する」ですが、5分より長くかかるものに関しては「順調なもの」と「問題になっているもの」と「問題になりそうなもの」というものに分かれていきます。
順調なものは、その通りやれば良いですし、問題になっているものを放置する方もなかなかいらっしゃらないと思います。
2.問題になりそうなものへの対応
重要なのは、問題になりそうなものです。
仕事の定義で言うと、重要度が高く、緊急度がまだ低いということになります。爆弾の導火線があると考えてみます。先端に火が点いてじりじりじりじりやってきている状態というのが、この「問題になりそうなもの」になります。
こういった爆弾があったときに実際に抱え込んでしまうのか、あるいはすぐやるか、どちらを普段やっているかというのを振り返っていただきたいと思います。
ちなみに私が若手の頃は爆弾を温める名手だったので、いろんな爆弾を抱えて、大変な目にあってきました。結局おしりに火がついて爆弾を片付ければそれで問題ありませんが、振り返っていただきたいのは、爆弾に火が点いて、導火線が短くなると、もう緊急度も高まっています。
重要度が高くて緊急度が高い仕事というのはストレスがたまります。こういったものをやり続けていると、疲弊消耗して行きますので、ぜひおしりに火がつく前に取り組むことにチャレンジしてみてください。
3.納期を前倒し設定
具体的にどうすれば良いのか?これはおしりに火がつくまで温めてしまいますので、納期を前倒してしまうというのがポイントになります。
さらに自分にストイックか、自分に甘いかで対応方法が分かれて行きます。自分に甘い人は、納期を前倒しても結局踏み倒してしまうことが多くありませんか?
私の場合、前職では上司にその前倒した納期を共有をし、実際にその通り取り組んでいたりしました。ここで「パーキンソンの法則」というものを活用していました。デッドラインを区切れば、そのデッドライン通りに仕事をやろうとする意思が働くというものです。
ぜひ、納期を前倒しする、場合によっては周囲だったり、上司に共有、宣言をするということをしてみてください。
4.まとめ
・問題は、「順調なもの」と「問題になっているもの」と「問題になりそうなもの」の3つに分けることができる。
・問題になりそうなものへの対応は、納期を前倒しして設定することが効果的。
5.イントロダクションの動画
6.動画版本編を無料で視聴したい方はこちらから
執筆者
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長 若林雅樹
新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人事を経験。全社5,000人の働き方改革プロジェクトを任され、残業時間削減に貢献。会社設立後は、全社の働き方改革を人事として推進してきた経験を活かし、全社単位での残業削減、生産性向上を支援。コンサルティング先のクライアントは数百億企業から1兆円超え企業と多岐にわたる。また、独自のナインウォールズメソッドを活用して、再現性のある成果をクライアントに提供している。著書は「メールはすぐに返信するな。」(KADOKAWA)。