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2019.07.11
お世話になっております。
プロスタンダードの若林でございます。
今日はパレートの法則で失敗した前職での
お話をご紹介させてください。
働き方改革の目的/ゴール/取り組み内容、労働時間の解説、労働時間の考え方を
まとめたハンドブックづくりを任せられたときの話です。
労働時間のグレーゾーンに関するクイズをつくり、管理職でも人事の方でも
悩んでしまうようなお題を取り上げ、会社としてのスタンスを示すことになりました。
出張のための休日の移動時間、顧客から声が掛かった食事会、強制力がありそうな
任意参加の勉強会などなど。
労働時間に関する専門書を熟読しながら自分の中での答えを導きだしていきました。
ここまでではパレートの法則的には80点だと思います。
そこから判例も確認し、管理職の方が読んですぐ分かるような解説を作り、体裁を整え、
作りこんでいく作業をしました。ここまでできて100点ですよね。
上記の100点まで仕上げるにあたり、通常業務もガッツリやりながら対応したので、
それこそ毎日深夜作業でした。。
で、実はここのクイズ部分は他の方が担当だったのですが、進捗がよくなく、私が
巻き取る形となっていました。
ゆえに、
①アドオンの業務になっていた
②80点から100点に持っていくところがすごく時間がかかる
という状況からハンドブック全体の仕上げにしわ寄せがきていました。
結果として部長が期待する納期にハンドブックの仕上げを間に合わすことが
できませんでした。
これは、特に②の工数がすごくかかることを部長にちゃんと説明できていなかった
ことが原因でした。
アドオンでもあったので私が担当する以上、全体のハンドブックの仕上がりがズレる
ことを説明し、仕上がり納期を後ろ倒しにするか他の方に任せてもらうかの判断を
依頼しなければいけませんでした。
部のトップや役員クラスになると実作業を担当しない分、②の4倍の工数が見えない
ことも多いので、そこは担当者が説明しなければいけないのだと思います。
管理職の方向けのタイムマネジメント研修では、いつもパレートの法則に熱がこもります。
上司側がうまく使えると理想的ですが、担当側でも有効活用できます。
<パレートの法則:再掲>
どんな仕事にも80点か100点があり、アウトプットを80点まで持っていくのに
かかった時間の4倍が、100点まで持っていくのにかかります(パレートの法則)。
80点でいいと思っていた仕事が、実は上司が100点を求めていたら、そこから4倍の
時間がかかりますので、期限内に100点にできない可能性が高まります。
逆に、上司が80点しか求めていなかったのに100点の時間をかけると、4倍の時間を
別のものに投入できたことになってしまいます。
以下、セミナー情報です。
※7月セミナーは残席1です。※
【セミナー情報】
※残席1※
7月25日(木)14:00~16:00@ベルサール八重洲(東京駅3分)
【働き方改革の責任者/人事トップ向け】
【満員御礼の追加開催】【働き方改革/生産性向上の実践編】
現場に生産性向上の施策を提供し、働き方改革実現の支援を行うためのセミナー
※700名以上の企業向け
お申し込みURL:日本の人事部サイトにリンクしています。
8月28日(水)14:00~16:30@ベルサール飯田橋駅前ビル
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